サロン経営総合研究所(福岡県春日市)は理美容サロン経営者・独立、起業をめざす方のため、50年の現場経験をもとに経営をコンサルティングします。

考課基準は人材育成の核

2017-12-14

 「考課基準表」は人材短期育成の核。

人に始まり、人で終わるのがヘアビジネスです。従って、どうしても情緒的、観念的、時として精神論が優先することが多くなってしまいます。しかし、このような人材育成マネジメントは、今風ではなく効果も上がりません。

昔は、「仕事は与えられるものではなく、見て盗め」といった人材育成が多くありました。つまり、勘や経験に頼った修業の姿です。

勘や経験に頼った今までのマネジメント手法を、ここでは「伝統的マネジメント」と称することにします。高度成長の時期までは、この手法でも効果がありました。

人々は昨日より今日、今日より明日と常に前向きに、より豊かな暮らしを求めて仕事に取り組み、滅私奉公の気風も生きていました。

ところが雇用構造が一変します。成果至上主義は、年功序列の制度を時代遅れと排除し、派遣社員といった雇用制度は、賃金カット、早期退職、リストラを急速に展開しています。

会社は社員たちの人生を保証できなくなりました。若い世代の社員の会社への忠誠心が希薄になってきたのも、10年後、20年後の社内人生が予想できないからで、長く勤めるメリットもあまり感じていないからだと考えます。

また、転職に対する世間の偏見もなくなっているので、何が何でも一つの会社にしがみついて頑張ろうという気がなくなり、ちょっとしたきっかけで退職してしまいます。

ここまで激変した状況下で、昔ながらのマネジメントシステムがうまく機能するわけがありません。「勘や経験に基づいた手法は、いわば職人芸」です。したがって、出来る人と出来ない人がいます。

また、一人前に育つまで時間がかかるために、若い人の感覚と合わない面もあります。これは今の若い人達の性格に問題があるのではなく、同じ立場になれば誰でも彼らのようになるはずです。
昔は理美容業界でも、「5年は辛抱しろ」などと言われたものです。その間は先輩に鍛えてもらい、一人前に育ててもらうという考え方が一般的でした。今の若者たちにそんなことを言って、何人が耳を貸してくれるでしょうか?  伝統的マネジメントの欠点はまだあります。

「効果を確認するための基準が無い」ということです。上司の好き嫌いで評価されるケースが多く客観的な基準がなかったのです。このような手法では「目指す到達点」が見えません。

「先輩の背中を見て覚えろ」と言われて、叱られながら右往左往することになります。このようなことで短期育成が出来るわけがありません。そこで必要なのが「考課基準表」です。考課基準表は人材育成を計画的に進めるために不可欠の道具であり、「進歩状況を測る定規」です。

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