サロン経営総合研究所(福岡県春日市)は理美容サロン経営者・独立、起業をめざす方のため、50年の現場経験をもとに経営をコンサルティングします。

効果的な人材育成のための指導者心得

2017-12-14

効果的育成のための、「指導者心得」!  パート(1) 

 ■教える目的は何か。

初めに、新人育成から始まりますが、採用が決定した段階で前もって、服務規程・給与規定・考課基準表と併せて、新人研修資料を本人に郵送します。

この行動こそが、「教育の心」の表現です。本人が前準備ができる環境を整備するのもサロン側の義務です。

 

ヘアビジネスを志す新人は、「技術の訓練や、専門知識の習得」といった学びの時間を要します。その「教える」という風土は、ヘアビジネスの業界にとって当然のこととして定着しています。

しかし、その「教え方」には今一つ工夫しなければと、考えさせられる場面を数多く見てきました。ここで、「効果的な人材育成」について述べます。

本来、人が人を一方的に育てることなどあり得ません。「自分が彼を育てた」といった考え方は不遜です。どんなに自分が上位であっても、一方的に育てるという人間の関係はあり得ないものです。

人と人との関係は、「育て育てられ、教え教えられる」という相関関係に立つものです。先輩の自分が、後輩に教えることを通じて、後輩からも教えられているという相関関係があるからこそ、後輩に対しての「情が湧き」、成果を挙げた時には一緒に祝杯をあげることにもなる訳です。

吉田松陰は「弟子に学ぶ」と言っていますが、この精神姿勢こそが指導する側が肝に銘じることです。こうした相関関係は親と子の関係にもあります。

「負った子に教えられ」という格言があるように、子供だと思っていた相手から、ハッと胸を突かれる言葉を聞くことは、子を持つ親なら一度ならず経験するものです。

そうした経緯を経ながら我が子は成長し、それと共に親も成長して行くのが世のならいです。

ここで一点つけ加えたいことは、人材育成の心構えは「引き上げる」ではなく、「押し上げる」という指導の精神であることです。

 

この二つの言葉は「上げる」、つまり、人の成長を助けるという意味では同じですが、自分が高みに立って「引き上げる」のと、自分が下から「押し上げる」のとでは、その心構えが本質的に違います。

 

「人は一方的に教えられない」という基本姿勢を踏まえて、人材育成に取組むことが大切です。ましてや、「教えてやる」という心構えでは、人材は育ちません。教えるという言葉には、人を管理するというイメージがあります。

 

教えることで自由や個性が抑えつけられて、本来持っている本人の成長を妨げている場合がありますが、これは「教える側の能力の問題」です。そもそも、教えるということの目標は、教わる側が「出来るようになること」にあります。

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